Total Eclipse of SNK ~日月星辰 最終章~

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R-MOONさん(第弐章 月華2部門3位)インタビュー

月華界のカリスマプレイヤー。剣質・技のスペシャリスト、R-MOON氏

今回はインタビューよろしくお願いします。

R-MOON うい。

俺から聞くのもなんなので、この機会に喋りたいような話ってありますか?

R-MOON 喋りたい話!?振るねー。

たまには、こういうのも。

R-MOON うーん、全体的な流れでいうと日月星辰が3回目だよねっていう話、月華を13年間プレイしているっていう話、他の格闘ゲームの話、あとはお決まりの最終章の意気込みとか注目プレイヤーかな。

おっ、話すまでの流れが決まってよかった。

R-MOON うい。いきましょう。

日月星辰はプレイヤーにとってありがたい企画

では、日月星辰が3回目だよねって話からいきましょう。

R-MOON そうですね。まず前提として『日月星辰』っていうのは種目すべてが10年以上経っているのですよね。新作ゲームは闘劇、3rdだったらクーペレーションカップとかプレイヤーのモチベーションを保つ良い大会があるんですが、月華などではそういうのがなかった。
そんな中で日月星辰が開催されたことで、これらのタイトルのモチベーションが保てる、プレイヤーにとってありがたい企画でしたね。
3年間続いたけれど、この期間はすごく集中してこの種目に取り組めたのがよかったですね。月華でいうとランキングバトルが終わって、個人主催の大きい大会もない期間があったので、日月星辰という企画は本当にありがたかったです。
日月星辰が企画されていることのありがたさを意識しているプレイヤーって少ないかもしれないですけど、この期間で対戦する機会が増えたり、店舗大会での取り組む意欲には間違いなく影響を与えていますよね。

なるほど、そう言ってくれるとありがたいです。

R-MOON 一番伝えたいのはモチベーションを保てる良い企画のおかげで、質の高い対戦ができて、1プレイヤーとしてとても幸せだなって思っているってことです。

じゃあ、他の格闘ゲームの話にいこうか。

R-MOON あっ、そっちいく?

えっ、じゃあ13年間やっているって話からいこうか(笑)

R-MOON うい、それで。

プレイヤーあっての13年間

R-MOON 13年間プレイしたっていうのは、勿論月華2が魅力的なゲームっていうのもあるんですけど、それだけじゃないよね。

というと?

R-MOON やっぱり一緒にやってきたプレイヤーのおかげですよね。

それはすごく俺もそう思う。

R-MOON 13年って普通だったら続けられないと思うんだけど、なんだろうなー、うーん。伝えづらいけど、単純にこのゲームで知り合ったプレイヤーと対戦するのは本当に楽しいんですよね。
月華で対戦しているというよりは、そのプレイヤーと対戦したいっていう気持ちで続けてきたのが大きいですね。それは大樹さんであったり、RYOさんであったり、TAKさんであったりね。

それはあるね。ゲーム的にもプレイヤーの性格が反映されやすいところあるし。本当に人と戦っているかんじするよね。
今日、野試合を一緒に見てたときの感想でもあったけど、筐体を通じて今は気持ちが引けているなとかわかっちゃうよね。そういう時はやっぱり相手に見抜かれちゃってる(笑)

R-MOON それはあるよね。同じプレイヤーとずーっと繰り返し対戦しているがゆえに"あっ、今日は弱気だな"とかリアルに感じること多いし、逆に自分がピンチな時に"ここで引く行動したら対戦で負けるな"っていう気持ちがあったりして、対戦の結果以上に気持ちで負けたくないって思う瞬間がありますね。

今日の試合では、俺の心が安定行動を取って逃げ腰だったので、天地×6とかあったし悔しかったな。こういう弱気なときってこのゲームは反映されちゃうんだよね。

R-MOON 長年対戦しているからそういうことを感じる瞬間が多いんだろうね。

13年間って長い期間で、節目の時ってありました?

R-MOON そうだね。俺は違うゲームも平行して結構やってて『月華とギルティ』とか『月華とカプエス』みたいにね。だからこれといって節目みたいなのはあまり感じていない。けど…

けど?

R-MOON 日中戦の存在はやっぱり大きかったねー。

うん、あの時は大きな大会がない時期だったもんね。

R-MOON うん、池袋大会が終わって、αステーション大会をそこそこやっていた時期だったかな。
そもそも中国と戦うっていうこと、つまりこのゲームで違う国と対戦するっていう機会があるなんて思っていなかったからね。その時の日本のプレイヤーの一体感は今までにないものがあったから、節目というより特別、かな。

そうだよね。国内の関西と対戦するとかって話とはまったく違うもんね。あれはトランシルヴァニア掲示板での書き込みがきっかけだったんだよなー。

R-MOON 実はこの件については『闘劇魂』に俺が記事書いているんだよね。

そうだった。懐かしいわー。何か感想とか伝えたいことって他にない?

R-MOON やー、もう特別っていう言葉しか出ないね。もう5年も前だけど、あの記憶は色褪せないね。

当時から、一生、この話題は出るよなーって言っていたけど、本当にそうだよね。
俺が言うのもなんだけど、日中戦がなくて闘劇魂に記事が載っていなかったら、日月星辰の種目に入らなかったかもしれないくらいだよ。

R-MOON そう考えると闘劇魂に記事を書いたのにも意味があったんだなと思えるね。

あの闘劇魂は家宝レベルで大事に取ってあります!

R-MOON 俺もですよ。

格闘ゲームで対戦するということ

別のゲームの話でも。今の時期だとファイアーエムブレムの話題になる?

R-MOON や、そりゃまあやるけど…ここで語る必要ないよね(笑)

あ、じゃあ別のゲームで(笑)

R-MOON 別のゲームっていうかスパ4の話しようかなって。

うん、そうだろうと思ってた(笑)

R-MOON スパ4っていうか、格闘ゲームをずっと対戦し続けられる環境があるっていうのはすごく大きいな、と。

それはネット対戦のこと?

R-MOON そうだね、当然ネット対戦って意味合いもあるけど、ゲーセンでも流行っているっていうのが大きいね。
月華じゃなくても、違う格闘ゲームで対戦する機会があれば読み合いとか、さっきの精神論の話じゃないけど相手が弱気になっているなとか、そういうのをリアルに感じられるからね。例え月華を触っていなくても対戦格闘ゲームという意味では実力がつく、維持出来るっていうのはあるね。

しばらくやってないからって侮っていたら、今日の動き見たら全然問題ない仕上がりでびっくりしたよ。

R-MOON やってなくても月華的じゃない強さ、例えば読み合いの鋭さや相手の行動への対応力などは、他のゲームで対戦していれば維持できるなってのは最近すごく感じているね。

そこはR-MOONさんの強みだよね。

R-MOON よく言われるのは試合の後半になればなるほど強いよねとか。

月華では間違いなくそうだね!

R-MOON これは単純に月華に限らず、他の対戦格闘ゲームで色々な人との対戦を多くやっているっていうことで、対応力が他の人よりあるってだけかな。

月華で難しいテクニックに頼ったりはないもんね。それで勝ちきれるのがすごい。

R-MOON スパ4はちゃんと勝とうとすると、キャラもすごく多い上にセットプレイも多いので、対戦前に長時間かけて調べる必要があるんですよね。ある意味、人間対人間の対戦の前に知っておかなければならない知識とかがかなり出てくるんですよ。
ですけど、月華はシンプルな読み合いが多くセットプレイの知識はほぼ必要ないので、人間対人間の対戦になりやすい。つまりそこで読み合って勝てば対戦に勝てる、と。

月華は『弾き』っていうシステムも強いしね。

R-MOON そうですね、読み合いは単純ですけど、だからこそ人間対人間の対戦になったときの読み合いの強さは実力に反映されますね。

日月星辰最終章 月華2のベスト8を大胆予想!その内容は…

じゃあ、日月星辰最終章に向けて聞きます。
注目プレイヤーを訊いても想像つくから、ベスト8に上がると思うプレイヤーをズバリ8人!

R-MOON まず俺。大樹さん、RYOさん、TAKさん、ジュンローさん、ガリさん、RIOさん、白國さんかな。

ちょっと意外だったかも。

R-MOON ズバリ8人は難しいねー。難しいんだけど5、6人は当たるんじゃないかな。

プレイヤーについて他に何かあるかな。

R-MOON 前回と同じようなコメントになるし、あえてやめておきましょう(笑)

なるほど(笑)
最後に『日月星辰 最終章』へ向けて、他のプレイヤーへのメッセージや意気込みなどあれば是非。

R-MOON やっぱり優勝したいよね、いい加減。それに尽きるかな。でも勝ちたすぎるのもよくないって感じている。

というと?

R-MOON そこに拘りすぎるとやっぱ対戦に影響出て良くないと思うし、優勝というよりは目の前の対戦。今ある1試合にきちんと勝っていくことを意識したい。
大会って「順当に行けば次に誰と当たる」とか考えがちなんだけど、

けど?

R-MOON そうじゃなくて目の前の対戦に勝っていくこと。これが一番重要。その積み重ねが優勝という考えです。

しっかり〆ましたね!

R-MOON 月並みですが頑張りますよ。応援してくれている人もたくさん居ますから!

本日はありがとうございました。

R-MOON こちらこそありがとうございました。